仕事を辞めたいと思ったときどうする ~判断基準は?~

仕事を辞めたいと思ったときどうする ~判断基準編~

あなたは、現在仕事を辞めたいと感じていますか。

仕事を辞めたいからと言って、すぐに辞める決断はなかなかできませんよね。また、コロナ禍で先行きはより不透明になり、決断はさらに難しくなっています。

辞めたい理由は、「自身の今後のキャリアのため」などのポジティブな要因の場合もあれば、「給与が低い」などネガティブな要因の場合もあります。

決断する上では、自身が何に対して不満を持って辞めたいと思っているのか、原因を正しく認識することが重要です。仕事に不満を感じる理由と不満別の対処法については、下記記事にまとめていますので、是非ご覧になってください。

仕事を辞めたいと思った場合のアクションとしては、大きく下記の2パターンが考えられます。

①現職を続けながら考え方や行動を変える

②転職等を通じて環境を変える

今回は、会社を辞めたいと思ったときのアクションについて、紹介していきます。参考になれば幸いです。

目次

会社に残るべきか、辞めるべきか

「仕事を辞めてしまいたい」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。ただ、辞めたいからといって勢いで辞めてしまうと、後で後悔することにつながりかねません。会社に残る場合においても、転職する場合においても、しっかり現状を分析したうえで行動を決めることで、納得感のある決断ができる可能性が高くなります、

納得のいく判断をするために、下記手順で考えてみてはいかがでしょうか。

STEP1:仕事を続けながら、不満の原因を洗い出す

STEP2:「これは譲れない」、「これは許容できる」など、優先順位をつける

STEP3:その不満は現職で解決できるのか、退職(転職)することで解決できるのか考える

ここからは、各STEPについて細かく見ていきます

STEP1:不満の原因を洗い出す

まずは、仕事を続けながら辞めたい原因を整理してみましょう。辞めたい原因が不明瞭なままだと、転職をしてもまた同じような原因で不満を持つことにつながりかねません。どの選択肢が自分にとって最良かを判断するためにも、まずはしっかり現状に感じている不満を洗い出してみましょう。

例えば、下記のような不満が考えられます。

給料が低い、仕事内容が不満、同僚と性格が合わない、残業時間が多い、評価方法に納得感がない、将来性が不安

この洗い出しの段階では、些細なことでもOKです。自身の思考の整理にもつながります。多角的に要因を比較することで、より納得感のある決断をできるようになるのではないでしょうか。

STEP2:「これは譲れない」、「これは許容できる」など、優先順位をつける

仕事を辞めたいと感じる理由は、複数の要因が絡み合っていることも多いです。ただ、全てが自分の理想通りとなることはないかもしれません。

総合的に自分が満足のいく方法を選択するためにも、「これは譲れない」、「これは許容できる」など、優先順位を自分の中で持っておくことをお勧めします。

例えば、下記のようなイメージです。

同僚と性格が合わない ⇒ 許容できる(異動などもありずっと一緒に働くわけではない)

残業時間が多い ⇒ 絶対に譲れない(プライベートの時間が取れず睡眠時間が確保できない)

評価方法に納得感がない ⇒ まあ許容できる(自分で努力の仕方を変えてみる)

優先順位をつけることで、自身の思考も整理され、今までの悩みが小さく感じるようになることもあります。

STEP3:その不満は現職で解決できるのか、退職(転職)することで解決できるのか考える

STEP2までで、不満を洗い出し、優先順位を考えました。次に、その悩みは現職で解消できる可能性があるのか。それとも、転職など現職から離れることで解消できるのかを考えてみましょう。

ここでは、なるべくフラットな視点で比較することを心掛けると良いでしょう。「とりあえず仕事を変えたい」と急いで転職をして職場を移っても、同様の悩みが発生する可能性があります。そうすると、転職を繰り返してしまうことにつながりかねません。

現職で働き続ける場合でも、部署異動等をすることで環境を変え、現在抱いている不満を解消できる可能性もあります。

今の会社は、あなたが選んだ会社です。そして、あなたが選ばれた会社です。今の職場にも良い点があり、案外悪くないなと思えるかもしれません。

また、ここまで思考が整理されていると、転職を決めた際の仕事・会社選びの軸にもなり、より納得感のある決断ができるようになる可能性もあります。

将来のキャリアパスを考える

会社に残るか辞めるかしっかりと考えることは、自身のキャリアパスを考える上でも良い機会です。目の前の悩みを解決するために目先の不満にばかり目を向けるのではなく、合わせて将来のキャリアパスを考えてみるといいのではないでしょうか。

自身の将来のなりたい姿をイメージし、そのために何が必要か考えてみるのも方法の一つです。

将来なりたい姿を実現するためには、現職で頑張ることで達成できるのか、それとも転職等により実現できるのか、といったようにポジティブな視点で考えてみると、違った捉え方ができるかもしれません。

また、自分の理想とする将来のキャリアパスを実現するためには、自身の市場価値を知り、市場価値を高めることも重要です。市場価値を高めることで、将来自分が選択できる選択肢が広がります。

会社に残る場合も辞める場合も、自身が選べる選択肢を増やしておくことは大きなメリットとなるはずです。

自身の市場価値を知るためには、実際に転職サービスを活用する、転職活動をしてみるのも選択肢の一つです。転職サービスはもちろん働きながらでも活用することが可能です。活動を進めることで、自身の市場価値を知れると同時に、自身はどんなスキルを身につけるべきかが明確になってくる可能性もあります。

また、経験者採用においては、面談時に実際に一緒に働く担当の方とお話しできることが多いです。面談を通じて職場の雰囲気なども感じながら、検討してみるのもいいかもしれません。

心身の健康に支障をきたしている場合は休んだ方がいい場合も

人間関係や長時間労働などで、心身の健康に支障をきたしている場合は、休養を取った方が良い場合もあります。体調不良が顕在化している場合は、医療機関を受診することをお勧めします。

「休むと周りに迷惑をかけてしまう」と感じるかもしれません。ですが、あなたがいなくても仕事は回ります。健康であってこその仕事です。健康な状態で高いパフォーマンスを見せられるよう、健康管理には留意しましょう。

まとめ

今回は、仕事を辞めたいと思った時の行動について紹介しました。

辞めたいからといって勢いで辞めてしまっても、また同じような悩みに直面してしまう可能性があります。

このような事態を避けるためにまずは、

①現状感じている辞めたいと感じる要因を洗い出してみる

②解決したい順に優先順位づけをする

③現職で解決できるのか、転職により解決できるのか考えてみる

といいのではないでしょうか。

多面的に比較することで、より納得感のある決断ができる可能性が高まります。

また、不満などのネガティブな要因のみで考えるのではなく、将来のキャリアパスや自身のなりたい姿などポジティブな視点も考慮し考えると、違った捉え方ができるかもしれません。

そして、自身の将来なりたい姿を実現するためにも、自身の市場価値をあげて、将来の選択肢を増やしておくことは大きなメリットとなるのではないでしょうか。市場価値を知るためには、転職サービスの活用や転職活動をしてみるのも方法の一つです。

市場価値を上げるためには、日々の業務や自己研鑽を通じて、スキルを身につけることが重要なのは言うまでもありません。日々の余暇時間の内、少しずつでいいので自己研鑽、スキルアップに費やす時間を作ると良いでしょう。

あなたの仕事は社会の役に立っています。後悔のない選択をし、楽しく仕事をしていきたいですね。

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この記事を書いた人

勉強大好きのどら焼きさんです。
・2度の転職経験があります
・民間と公務員で勤務経験があります
・資格取得を通じて自己研鑽してます
このブログでは、自身の経験を活かして、仕事への向き合い方や、転職活動や資格取得など、社会人のスキルアップに役立つ情報を発信していきます。

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